県立中等教育2校、横浜市立南高校附属中学、川崎市立川崎高校附属中学の2015年度志願状況が公表されました。4校とも開校以来最も少ない志願者となり、十分な対策を積んできた生徒が受検する入試になってきたことがうかがえます。
小6生3,804名が志願
県内4校の公立中高一貫校に出願したのは、昨年度4,359名から555名減の3,804名となりました。学校基本調査による県内公立小学6年生数は78,043名、公立中高一貫校志願率は4.8%です。ちなみに昨年は79,230名に対し5.5%でした。
志願者数トップは昨年に引き続き市立南附属の1,304名、次いで県立相模原1,139名、平塚768名です。開校2年目市立川崎附属の志願者は593名と、初年度志願者の67.5%にとどまり、相模原の初年度比57.1%に次ぐ減少となりました。
南附属女子のみ増加
男女別募集の3校志願者を見ると、市立南附属の女子が35名増えた以外は軒並み志願者を減らしました。平塚男子以外は開校以来過去最も少ない志願者数となり、相模原では男子で6倍台、女子で7倍台に落ちつきました。
実倍率は変わる
実際の倍率はここから下がっていきます。上の表にあるように、志願はしたけれど受検をしない、あるいは志願したけれど取り消す受検生がいるからです。特に相模原・南附属は多く欠席・取り消しが発生し、さらに具体的な人数は非公表ですが、合格発表後の辞退による繰り上げ合格も発生します。これらの多くは私立中学へ合格したため欠席、辞退をするというものです。
本番まで2週間あまり。悔いのない受検となるよう、職員一同最後まで応援します。